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チアゴ・アウベス減量に失敗していた、でもGSPにはそんなのカンケーねぇー的なUFC100感懐

【UFC100雑感】

と、その前に
キック/ムエタイコーチのEric “El Tigre” Castanoがチアゴさんの敗因を語る。
Too much, too fast: Weight cut influenced Thiago Alves loss to Georges St. Pierre at UFC 100

「作戦はカウンターパンチとボクシングだった。打撃で餌を蒔いてからのからのカウンター。GSPがそれをゆるさなかった。チアゴは力を発揮できなかった。あまりに早く大幅な減量をし過ぎて、爆発力を失ってしまった。それが敗因だ。チアゴは本当にGSPを倒す力を持ってるよ。チアゴにはまだ若いしチャンスがある。いまは顔を上げてただ前に進むしかないんだ。」

あちゃー、大一番を前にコンディショニング失敗しちゃいましたか。

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・底が知れない怪物くんは言葉もキレキレ!
○ブロック・レスナー def. フランク・ミアー● (金網サンドウィッチなパウンドアウト)

もっと接戦になるかと思いきやTDしてからはミアさんにほぼ何もさせず圧殺。ガードから片手で首を抱え込み、空いた手でパウンドを連打するというハメ技をやってのけたNext Big Thingなレスナーさん。あのコンボはレスナーだからこそ可能なのか、それとも優秀なレスラーならば今後スタンダード化していく技術なのか、わかりませんが驚きとともに興味深いものがありました。ミアさんは不用意な飛びヒザが命取りになってしまった格好に。ミアさんのムエタイもっと見たかったなぁ。あと新着タトゥーも。

レスナーさんの漬物石の如く磐石なトップキープを見てしまうと下になったら終わりではないのかな?と思えてしまう。ミノタウロさん標準装備の“潜りリバーサル”を無効化し、皇帝さんの伝家の宝刀“ヤスケビッチ式腕十字”さえひねり潰してしまう怖さを感じました。案外ショーン・カーウィンさんみたいな大砲一発ある人に勝機があるかもしれません。


・今度こそ本当にGSPは一人ぼっちに
○GSP def. チアゴ・アルベス● (フルマーク判定勝利)

終わってみればGSPが要所でTDを取りまくっての完勝。はぁ~ため息しかでない。何なんだろうこの異常なTD能力。チアゴさんがGSPの手を挙げて称えたシーンを観るのが切なくなった。アウベスさんはカロパリ、ヒューズ、コスチェックのTDを尽く潰し、たぶんフィッチ戦でもあのペダラーダがなければ勝っていただろうくらいのTD耐性&立ち力がある人なのに、スコーンスコーンまたスコーンと倒し、寝かしきる。あれをやられると序盤は立てるけどスタミナが切れた3R以降は無理だろうな。スプロールすらさせてもらえないもんなGSPのTDは。そう考えると序盤はGSPがショーツを引っ張る反則をしないとTDできなかったBJペンの凄さを改めて実感。

普通カウンターで入るTDってアンダーフックとか不完全なダブル・レッグになるのに、GSPは一気に相手の両足を畳んでもっていけるのはなぜ??ぜひゴンカク、F&Lさんあたりに技術解説してほしいと思います。あと常に中央を取り返すステップバックも凄い。あれはプレッシャーかけても金網際に行けないから打撃が当たらない限り攻める方が疲れると感じました。得意のローが出せなかったのもこの動きのせいかも。正直、最近のGSPの戦法はつまらないと個人的に思います。もっと派手な戦い方ができるのにと。TDにいかなくてもほとんど負けないだろうと。でも負ける可能性をとことん最小にしたのが今の戦略なんですよね。チアゴさんも5R戦い抜いたのは本当に立派だし立ち力も凄かった。


・英国紳士小僧に米国カウボーイの野蛮さをわからせる一発!
○ダン・ヘンダーソン def. マイケル・ビスピン● (衝撃ワンパンKO)

1Rはビスピンが千鳥足後ろ足でなんとかヘンドの圧力をかわし時節カウンターを当てるも、2Rには逃げ切れず夢の世界へさようなら。ビスピンはこんなもんでしょう。イギリス進出の戦略上必要であっても実力的には「うーん・・・・」ていう感じがもろに出てしまった感じ。ただ餌をしっかり蒔いたヘンドも流石。外からまくフックぎみの左ジャブと真直ぐの左ジャブを使い分けて意識を散らしてからオーソの左ローから右ロングフック。勇気ある踏み込みがハンパないですね。やっぱりヘンドは“生き物”として強い。


・やっぱりControversy、でもようこそオクタゴンへ
○秋山成勲 def. アラン・ベルチャー● (議論白熱のスプリット・デシジョン)

1、3Rはどちらもありえたかなと思いました。的確な打撃支持なら秋山、ダメージ重視ならベルチャー。1Rはダウンがあっただけに余計に難しくなった格好に。30-27秋山というジャッジAdalaide Byrdさんはボクシングがバックグラウンドなのかもしれません。MMAにおけるダウンの評価って難しいですよね。特にフラッシュ気味のやつは。立ち技格闘技ならダウン以後の展開がないから明確にポイントになるんでしょうけど、MMAはそこで終わりじゃないですからね。むしろそこからが総合の醍醐味という部分もあるわけで。ただ2Rに関して言うと確実にTDして取りにいったのは頭がいい。ベルチャーをほぼ寝かしきったのはすごいですね。あれでスタミナがなくなったんだろうけど。

絶対的に重視されるのはダメージだと以前ダナ・ホワイトが言及していたはずですがやっぱり難しい。4,5Rあったら戦えなかったのは明らかに秋山選手でしたからベルチャーさんは納得いかないだろうし。ボーナス10万ドルが唯一の救いか。


・一般には伝わらず、されど高度な頭脳戦
○ジョン・フィッチ def. パウロ・チアゴ● (ゲリラ柔術がほぼBJJを完封)

案の定、観客の好む打撃戦はなく、ほぼ組技の展開に。こんな時解説者ジョー・ローガンが決まって持ち出す“チェスマッチ”のフレーズがやはり飛び出す。個人的には凄く楽しめました。フィッチのタックルにギロチンで切り返すパウロさん。そこからダース・チョークに変形させた時は思わず「絞めろ、絞めちまえ!」と興奮。けど簡単に極めさせないところがフィッチさんの真骨頂。パウロの足を手と腹で抱えて支点を作らせないようにするムーブには痺れる。さすが練習でもここ数年極められていないという(出稽古にくるジェイク・シールズ含む)ところを見せ付ける。パウロさんのフックガード~潜りリバーサルも確実に潰す。キムラでの切り返しにもバックを奪う動きで完封。危なげなくかつ、つまらなく完勝(笑)

パウロさんは四つから倒されすぎました。でもいいファイターだと思います。やはりギロチンが外れ下になってしまうと極めるのは現代オクタゴンでは至難の技なのかな。

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「レスリングは重要だよ、わかったチアゴくん」
Wrestling still a pretty important martial art. Right, Thiago?

「UFC100で勝利したファイターはみんなレスリングがバックボーンにある。倒されたミアは何もできなかった、フィッチにパウロ・チアゴのBJJは無力化された、ヘンドをTDすると豪語していたビスピンはTDの匂いさえ残せなかった。GSPはTDの教科書だ、レスリング大国アメリカ万歳!!」

倒すレスリング最高!みたいな記事なんですが何でもかんでもレスリング一言に還元するのはどうなんでしょうかね?GSPのTD能力をその他大勢と同列に論じることはピントがずれると思います。フィッチのポジションキープのためにバックを狙うムーブは完全に柔術的だし、チアゴ・アウベスからGSP以外がTD取れるのかっていうと相当厳しいでしょう。アウベスの今のスタイルだってレスリングを消化した上での強さなわけで。

デミアン・マイアやジョー・ローゾンみたいに立ちから潜って展開を作れるファイターもいます。出入り&捌きで試合を支配できるリョート(レスもめっちゃ強いけど)も存在します。逆にチェール・ソネンやジム・ミラーみたいに倒せなければ自分のゲームをまったく作れないレスリングベースの米国人選手もいます。

倒すレスリング、倒されないレスリング、組ませない距離コントロールなど要は様々な格闘技の各技術をどう消化吸収するかが重要なことなのではないでしょうか。まず始めにレスリングありき的なこの記事に疑問をもったので、片隅からブツクサ言ってみました。

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ノックアウト・オブ・ザ・ナイト
Dan Henderson KTFO MIchael Bisping UFC 100

ファイト・オブ・ザ・ナイト
Alan Belcher Superman Punch Yoshihiro Akiyama UFC 100

ヒール・オブ・ザ・ナイト
Brock Lesnar Post Fight Reaction UFC 100


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秋山選手には海外だとこんな感想ジョー・ローガンの反応など様々ですね。国内だと割と肯定的なブロガーさん達の意見が多いように感じました。あの闘志にみなさん心打たれたのか、それとも菊池成孔氏の

「アメリカ経由で秋山の情報が1度濾過されて日本に入れれば秋山が勝った、負けっていう単純なレベルで楽しめる秋山観賞がよりクリーンでシンプルになります。洗浄よね。いわゆるロンダリングです。」

と言うように、やはりアメリカというフィルターを通すと灰汁の強ささえ浄化されるということなのか。私個人はこれに宇野さんとの感情あふれる抱擁シーンに凝縮されるアジア・ナショナリズムが絡んでいる気がしました。

2009年07月16日 UFC トラックバック:0 コメント:0

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